石狩川と夕張川の合流点

石狩川と夕張川の合流点
今回は昨年の8月25日美原大橋から撮影をしたの合流点です。左からながれているのが夕張川ですが、元は夕張太あたりでと合流し石狩川へと注いでいました。この夕張川、石狩川、千歳川の関係は道央開拓時の鬼門として付近の住民たちに常に洪水の脅威をしめしていました。興味深い記述が、札幌開発建設部石狩川治水に係る主な事業{夕張川新水路}の項に詳しく記載されています。そこには、夕張川の現在の合流点への切り替えは明治43年に第1期拓殖計画からはじまるものの完成をみたのは昭和9年までかかっていたとのこと、開拓のかなり早い時期からこの3河川は治水の重要なポイントだったのでしょう。

この写真の撮影ポイントである美原大橋はわりと新しい橋で、千歳市平和から小樽市銭函を結ぶ、地域高規格道路要所として石狩川に架けられた橋です。都心部を通らず、港と空港を結ぶ連絡道として陸運業界期待の道路の一部です。外観も眺望もよくまた道もキチンと整備されていて、橋上にいる時もなかなか素敵な景観を見せてくれます。

美原大橋

美原大橋
2007年9月4日撮影

私のお気に入りのポイントです。川のそばには当然橋がかかっているわけなのですが、その中には見てほれぼれする橋も沢山あります。そんな写真もとれたらなと、かなり昔に撮った写真をみながら思いました。

 

撮影場所 江別市 美原バイパス
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材 CASIO CA007

石狩放水路河口

石狩放水路河口
今回は昨年8月24日に撮影をした河口のご紹介です。

水系域は石狩川に属し、の途中から石狩湾新港に向けて水を分流させています。の旧川道である茨戸川はそのゆるりとしたながれ全体の水量、石狩川へその水を預ける流出口の規模などから常に洪水の危機にさらされ、また実際に洪水による被害もかなりおきていました。その茨戸川の治水を目的に昭和51年からはじまって57年に完成したのがこの石狩川放水路です。その効果はかなり高いようで、洪水の危機を何度も救っていきました。工期に6年をかけ費用も莫大なものだったとも聞きますが周辺の安全をかんがえ、その効果を鑑みると妥当以上の事業だったのではないでしょうか。

この河口部、写真でご覧のようにコンビナート群も敷設されていて、工場夜景好きの方々には結構有名なスポットのようです。また、ほんの少し上流へと足をのばしそこから河口部へと目を向けると、

風車と石狩放水路河口

風車と石狩放水路河口

このように風力発電の風車とコンビナートを一緒にみることができ、この場所が一大エネルギー基地であることが垣間見れます。

 

撮影場所 石狩市新港中央4丁目2
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 CASIO CA007

石狩川とトヨベリ川の合流点

石狩川とトヨベリ川の合流点
今回ご紹介するのは、当別の自然再生事業地域にひっそりとながれている、に流れ込むポイントです。

石狩川下流域は漁業も盛んな地域で、調べてみるとシジミガイ、ワカサギ、ヤツメウナ. ギ、エビ、モクズガニなんてのに漁業権が設定されているようです。この写真にもうつっているウキがしめしているようにこのポイントちょっとした入り江のようになっていて、漁船の出港場所だったりしています。近くには漁具も置かれていて生活の場としてこの川が利用されていることがみてとれました。

ほかにもこのトヨベリ川、石狩川の堤防の外では当別太に広がる田園地帯の用水路として重要な役割を担っています。

調べてみるとこのトヨベリ川、以前はに合流していたようです。当別川・またこのトヨベリ川のあるこの当別太・ビトエ地域、ことあるごとに洪水の被害にあっており、その治水目的で当別川の改修がおこなわれていく過程でトヨベリ川は直接石狩川へと流れ込むようになったのでしょう。

ちなみにこのそば、学園都市線を走る列車を見ることもできるのです。

石狩当別発千歳行き721系エアポート編成

石狩当別発千歳空港行き721系エアポート編成

学園都市線が電化となり千歳空港へと接続するエアポート編成の車両もこの田園地帯を通るようになってきました。

TOPの写真の奥に小さく写っている橋げたは学園都市線の石狩川橋梁の橋げたです。以前は名撮影地として名をはせていたようですが、現在は、
宙に浮く
(昨年11月撮影:川霧に浮かぶ石狩川橋梁)

このように防風柵が張られています。

今回は予想に反して天候があまりかんばしく鉄写真としてはあまりかんばしくない写真になってしまっていますので、いつか機会をつくって再度撮りに行ってみたいものです。

 

撮影場所 石狩郡当別町ビトエ
アプローチ難度 ★★☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 CANON EOS kiss x2

茨戸川と伏籠川の合流点

茨戸川と伏籠川の合流点
札幌市を流れる川で直接に流れ込む川は実は2つしかありません。一つはおなじみ、そしてもうひとつはこのです。ただこの茨戸川、流域のほとんどを石狩市でながれています。ここ花川東で札幌市東部の川を集めてながれてくると合流をしてその流れを石狩川に運んでいきます。また元々はこの茨戸川、石狩川の旧川道が残った三日月湖なのです。地図を見てみると茨戸川は2つ~3つに分かれているように見えます。 最東部でひっそりと残されているようにみえるのが上部湖盆 (2.9km)、上部湖盆 から連絡水路をつたってあいの里から丁度伏籠川をあわせるこの地点までを中部湖盆 (5.8km)、そして写真に写っている場所から石狩川への水路までを下部湖盆 (11.5km)といいます。下部湖盆 から先にも水をたたえており、その部分約2.0Kmを真勲別川という支流として区分されています。

川幅が広くさらに流れも緩やかな茨戸川は元々漁業に利用されており、現在も漁船を見ることもしばしばあります。またカヌーやレガッタのメッカとして広く市民にもしられており、冬は川面がしっかりと結氷するので、川面にテントをはり氷に穴を開けてのワカサギ釣りも有名です。

ほかにも鳥類などもおおくおとずれており、撮影時にも鴨や鵜なんかもとんでいました。

もちろん、おなじみカモメもきています。

もちろん、おなじみカモメもきています。

これだけの規模をもちながらゆるりとした流れをたたえる茨戸川。眺めているだけでもゆったりとした気持ちになれますね。

昨年11月撮影

昨年11月撮影

 

このポイント昨年も撮りに行っています。川幅が広いのでなかなかピントを合わせるのがむづかしくちょっとピンボケ写真になってしまったため、今回改めてとりにいきました。

 

撮影場所 石狩市花川東
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 CANON EOS kiss x2

中の沢川と右中の沢川の合流点

中の沢川と右中の沢川の合流点
中の沢撮りのがしフォローツアーの最終エントリーです。手前が、奥からながれているのが、です。

前回はここのポイントに車を止めてこの周辺をさがしてみたのですが、あてを付けていた場所がほんの少し右中の沢川の上流だったので、そちらまであるいていき周辺を探索したのですが、なかなか見当たらず、帰宅してから川の名前を調べる地図で確認したところ、ちょうど車を止めていた場所と判明、、、。がっかりしていました。今回ちょうどよい行程でしたので、ここまで足をのばしてみました。

前回と同じポイントに車を止めて、耳をすましてみると前回は聞こえなかった川のせせらぎがきこえるじゃありませんか。きっと前夜の雨で流量があがったのが原因なんでしょうね。そのせせらぎの音をたよりにすぐわきの谷間をみてみると、しっかりと川が合流しているじゃありませんか。少しテンションがあがりました。ちょっとしたトレジャーハントの気分ですね。奥の中の沢川の上流に目をこらしてみると、水が流れ落ちていることが確認できました。滝??落差工?? はたしてどっちなんでしょうね。中の沢川の水深をみてみるとそれほど深くないようなので、遡行をしようとおもえばできる程度でしたが、周りの看板をみてみると、「私有地」の記載があるので、遡行はせずにそのままかえってきました。ながれの様子もじっくりとみてみると砂防ダムのそれのような感じがしましたので、それほど未練はありませんし、ネット上でもこの場所に滝があるって記述もないので、帰宅の途につきました。

撮影場所 札幌市南区中ノ沢1985−577
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 sigma dp2

北の沢川と中の沢川の合流点

北の沢川と中の沢川の合流点
藻岩ダム周辺紀行の帰りに、前回中の沢川と左中の沢川の合流点の撮影時に合流点まではいったけれども写真を撮り損ねたポイントへとむかいました。

まずは、の合流点です。この場所、川沿地区の中心ともいえるような場所で、近くにイオンや北海道銀行やブックオフなどの大型商業施設がそろっています。このポイント昨年も撮影をしているのですが、あいにくの雨でしかも携帯からコンデジに持ち替えての初めての撮影となり写真の出来がいまいちでしたので、前回に再訪問したわけなのですが、、、。

2013年9月撮影

2013年9月撮影

まずは、昨年の写真を見てみてください。

イオンの駐車場からの撮影ですが川面がしっかりみえていて合流ポイントもしっかり視認できますよね。

ところが前回訪れた時は、橋の工事の影響かそれとも草の育ちがよいのか、同じポイントからはまったく川面が見えなくなっていました。

ついでに訪問した時間はちょうど夕刻一歩前の感じでイオンへのお客さんの出入りも激しくバウも連れ立っていたこともあって、撮影自体にすこし億劫になってしまいかえってきました。

今回は早朝でもありバウもつれていなかったので、じっくりと撮影ポイントをさがした結果、ちょうど合流ポイントに藻岩北会館という施設の駐車場がありそこから河原へ降りられる階段?があったので、そこからの撮影としました。

で、とってきた写真がTOPの写真となるわけです。実は昨年視認した合流ポイントのそばまでいったのですが、そこに川の流れはなく、もっと奥の方で川が合流しているようでした。

川ってこんな一年くらいで流路を数メーターずれることがあるのですね。

撮影場所 札幌市南区川沿2条2丁目5−50
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000

豊平川と観音沢川の合流点

豊平川と観音沢川の合流点
今回の藻岩ダム周辺紀行のラストです。手前を流れる川が。流れ込む先がです。

藻岩ダム施設の横の道路をとことこと車ではしっていくと、車一台が通れる程度の林道となります。1~2分その林道をはしると、

観音沢林道入口

観音沢林道入口の人林ポスト

観音沢林道のゲートに突き当たります。

まずは、林道へ入らずに林道わきの踏みあとを見つけけて、せせらぎの音のする谷間に降りて行きます。この時期背の高くなった夏草と前夜までの雨のおかげで若干ぬかるむ場所もある踏みあとをせっせと歩いていきます。以前ならすごく不安になるような場所でしたが、昇龍の滝への藪こぎを経験したあとだと、踏み分け跡があるってだけでものすごく安心感がある道中でした。ところどころ法面が崩れ気味のところがありましたが、きにしないきにしない。

そうすると、

観音沢不動の滝の終点

観音沢不動の滝の終点

観音沢川にたどり着きます。そしてちょうど観音沢不動の滝の終点にもなります。たどり着く前までは、ここの滝下に出れば、豊平川への合流点が垣間見えるかと予想したのですが、、、。

残念。

写真の通り観音沢川はこのあと左に進路をとっていくのです、、、、。

この沢沿いの沢上をみてみると、う~~ん。。すこしだけ踏みあとがある、、、。

ちょっとだけおりてみました。不法投棄の使い古しの家電なんかがあって、人がたちいったあとがありました。

その先は、、

と、じっくり目を凝らしてみると、なんとな~~く、藪の中に踏み分け道があるようです。しかもここの藪、背があまり高くありません。笹は大体腰くらいまで。密集度も低く、生えいている木々もそれほどぎっしりではありません。

いってみよう!!

と、いうことでわずかな踏み分け道を軽い藪こぎをしつつくだっていきました。見通しもわるくないので、それほど難儀することなく先の合流点へとたどりつくことができました。 すこしは山歩きスキルがあがったのかな。

で、満足しつつ先ほどのゲート前までもどってきたのですが、せっかくなので観音沢林道へ入林して観音沢不動の滝の上流部もみようかと歩みを進めました。当然入林ポストにはしっかりと名簿に記載してきましたよ。入林名簿をみてみると散歩目的の人が多いようでした。観音沢林道をてくてくと5分ほどのぼっていくと、谷間にみえてきました。観音沢不動の滝!ちょうどいい場所にこれまた踏み分け道をみつけたので、いざ谷間へ!

観音沢不動の滝上流部

観音沢不動の滝上流部

いいですね~~。豪快ですね~~。滝の豪快さって垂直瀑で感じることが多いのですが、川幅が広く川幅いっぱいに流れるナメ滝も豪快さと爽快さを感じられます。この観音沢不動の滝、先ほどの最下部からこの写真の最上流部まで結構な距離(落差)があるのではないでしょうか。渓流瀑なので、地図には滝マークはついていないようですが、一度は訪れてほしい爽快な滝です。

撮影場所 札幌市南区簾舞432
アプローチ難度 ★★★★☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 NIKON D3000

豊平川と簾舞川の合流点

豊平川と簾舞川の合流点
藻岩ダムの施設の横を山側に向けて少しだけ車を走らせると、の合流点を見ることができます。

ここもダム施設の敷地内になっているので、フェンス越しからの撮影とまりました。対岸に行けばフェンスに邪魔されることなく簾舞川の合流点を見ることができるのでしょうが、今回はこのポイントの奥にまだ撮ってみたいポイントがあったので、こちら側からの撮影といたしました。

川の流れをみると豊平川上流域に流れこむ川にしてはめずらしく川幅もゆったりとした流れになっています。

この簾舞川のポイントをほんの少し上流にいくと

旧黒岩家住宅(旧簾舞通行屋)

旧黒岩家住宅(旧簾舞通行屋)
2014年1月撮影

札幌市指定有形文化財の旧黒岩家住宅(旧簾舞通行屋)があります。上の写真は今年の冬にこの近辺におとずれたときに撮影したものです。

旧黒岩家住宅(旧簾舞通行屋)

旧黒岩家住宅(旧簾舞通行屋)室内

このように、明治開拓期の生活を保存展示している施設となっています。当時あった場所からは移築はされているようですが。元ある場所からはそれほど離れていないはずです。

この近辺現在は付近の住民の生活道路として機能していますが、明治の開拓期には札幌から定山渓を経て有珠へ往来する旅行者や、荷物を運ぶ人馬の宿泊・休憩所としてこの簾舞通行屋を中心に栄えていたようです。

地形図をみてみると簾舞川は藤野の山並みを抜けた後は左岸にある丘陵に沿うように流れここまでながれているので、多少の改修はあったかもしれませんが、簾舞通行屋が健在だったころからもその時から変わらずこのあたりを通る旅人達を見守りながらゆっくりとながれていたのでしょうね。

 

おまけーー

撮影ポイントに落ちていた蛇の抜け殻

撮影ポイントに落ちていた蛇の抜け殻
実は、私蛇の抜け殻ってはじめてみました。
抜け殻を財布に入れると金運がよくなるっていうのを家に帰ってきてから思い出しました。。
もってくればよかった、、。

撮影場所 札幌市南区白川1814−227
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000

豊平川と東御料川の合流点(藻岩ダムの横滝)

豊平川と東御料川の合流点
今回は札幌の電力の一大供給源としてにそびえる藻岩ダムの周辺域にある3つのポイントを撮影にいってまいりました。

まず一つ目は、との合流点です。

写真中央に見える滝がちょうど東御料川のが豊平川に流れ込む地点になります。インターネット上では藻岩ダムの横滝として紹介されることの多い流れです。渇水期になると流量がへり落ちているかどうかもわからないほどの流れになるとの話しですが、8月のこの時期でこのような見事な瀑布をみせてくれていました。理由は流れ落ちる先の豊平川の水の色をみていただくとわかるように、前日くらいまで天候がかんばしくなく、雨が降っていたおかげのこの景観です。

藻岩ダムの施設敷地の中は一般開放されていないので、フェンスごしの撮影となりました。写真をみていただけるとわかりますが、うっすらとフェンスの網目の緑がみえていますよね(笑。

ネットでの紹介ですとこのようなアングルでの写真はあまりなく、近くの橋から撮ったであろう写真が掲載されていることが多いのですが、その近くの橋ってのが御料橋でこの橋は現在通行止めどころから立ち入り禁止となっています。近くに新しい橋ができていてそこが藤野地区と白川地区の連絡橋になったので、御料橋は用済みとなっていったのでしょう。

なので、藻岩ダム施設ギリギリのフェンスまで寄っての撮影となったのでした。フェンスがなければもっとよく寄れたとは思うのですが、大事な施設なのでしょからいたしかたないですね。

撮影場所 札幌市南区白川1814−227
アプローチ難度 ★★☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000

厚別川と有明第1沢川の合流点

厚別川と有明第1沢川の合流点
有明地区の4つの沢川のうちの1番目の名前のついた、に合流するポイントです。

ここは札幌ふれあいの森に沿って厚別川が流れている場所になります。ふれあいの森は9時から開場らしく、今回はよれませんでしたが、今度たちよってみようかなと施錠のされたチェーンがまかれている橋のゲートから公園内を見たときに思いました。距離スキーで有名な白旗山の入り口でもあるようです。機会があればバウとのぼってみようかな。。。

早朝の厚別川の堤防沿いは虫たちもこれから活動を始める直前のようでいたるところで羽休めをしていました。

道中みつけた蝶?蛾?

道中みつけたクジャクチョウ。。かな?

あまり虫に詳しくないのでなんて種類かはわかりませんが、こんな風に道路上で堂々と羽休めをしているのです。ほかにも蜂やトンボや、いろんな虫たちがいました。さながら虫たちの楽園のようでした。
あっ、そういえば水辺沿いなのに、今回は刺す虫がいませんでした。たまたまかもしれませんが、よかったなー。

撮影場所 札幌市清田区有明343
アプローチ難度 ★★☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000