タグ :

ワッカポップ川とワッカポップ枝川の合流点 ~長官山へ~

ワッカポップ川とワッカポップ枝川の合流点

笹も立ち下草もすこしだけ緑になってきて、そろそろ繁茂期もちかづいてきています。藪漕ぎに苦労せずに川に近づけるのはあと1~2週間くらいでしょうか。そんな春の日にいったのが、長沼町のの合流点です。

語感からアイヌ語由来とわかりますね。しらべてみると、ワッカ(川・水・水質の良い水)・ポップ(ポッケ・・温かい、煮立った)とのこと。温かい川の意味になるのでしょうか。

ここのすぐそばに馬追温泉という温泉宿があり、それも納得のできる名前です。馬追温泉は単純硫黄冷鉱泉単純温泉とのこと。水温は16度。これを加熱して湯にはっているとのこと。

この馬追温泉の建屋のすぐ後ろには、ワッカポップ枝川がさらさらとながれています。

今日はこの川の源流をもつ長官山へとバウと一緒にのぼってきました。

ルートは以下の通り。

馬追温泉の敷地のそとに車が置けるスペースがありましたので、そこに車を止めてスタートします。

スタート

スタート

写真左端に見えるのが馬追温泉の建屋です。そこのとなりの土手筋を歩くと、馬追自然の森遊歩道のCポイントがあります。ここから山に入っていきます。

遊歩道の様子

遊歩道の様子

遊歩道内はこんな感じで雪もすっかりなくなって、散歩スタイル&一本ポールで充分快適に歩けます。

途中尾根に取り付く際にちょっとだけ息が上がる急な坂があったり、雪解けの水か、前日の雨のおかげか水はけの悪いところでは、ぬたぬたの道もありましたが、気持ちのいい春の散策路といった趣きです。

尾根に取り付くまでのワッカポップ枝川沿いの道には、

エゾエンゴサク

エゾエンゴサク

エゾエンゴサクや、

フクジュソウ

フクジュソウ

などが咲いていてしょっぱなから目を楽しませてくれます。

ちょっとした急坂をのぼって尾根に上がると花はへりますが、

尾根道

尾根道

木々に葉がしげっていないので、いい感じで日がさして、道は若干すべりやすいところもありますが概ね足に負担のかからない心地の良い山道になります。

最近札幌近郊の山に登っていて見かけるのは鹿の糞がおおかったのですが、ここ長官山の歩道には狐や狸の糞がそこかしこにありました。熊の糞はなかったので一安心です。一箇所だけそれまでの道中とはちがった若干薄い獣の匂いのするポイントがありましたが、野生動物が潜んでいたのでしょうか。 バウはまったく無反応でしたけど、、。

そんな気持ちのいい山道を40分くらいのんびりあるくと、

長官山山頂

長官山山頂 札幌側眺望

長官山山頂 

長官山山頂 由仁側眺望

長官山展望台

長官山展望台

看板がおちてましたよ。

看板がおちてましたよ。長シナノキ山ってw

長官山(254m)山頂に到着です。

あいにくかすんでいて遠望はききませんでしたが、それでも茫洋な石狩平野を眺めることができ、のぼったかいがありました。

天気もよく風もそれほど強くなかったので、山頂展望台の上でバウといっしょにおやつタイムをして、下山することにします。

頂上付近の日が当たりやすく風からも逃れやすい場所には、

ヒメイチゲ

ヒメイチゲ

ナニワズ

ナニワズ

ヒメイチゲやナニワズなんかがさいていました。

帰り道

帰り道

帰り道もいい天気の下、バウと気分よくおりてきました。

途中、人が歩いてくる気配をかんじたのですが、登ってはこず、わき道もないところにその気配はなくなっていったのですが、もしかして、野生動物??

このときはバウも神妙な顔で私のそばにぴたりとよりそっていました。

熊鈴ひつようかな~~。

尾根をおりて、沢沿いにはいって

ワッカポップ枝川と無名沢

ワッカポップ枝川と無名沢

ワッカポップ枝川と無名沢が出合う地点の写真をまったりと撮って、無事駐車場所へともどってきました。

オオイヌフグリ

オオイヌフグリ

スタート時点ではきがつかなったのですが、駐車場所にはオオイヌフグリが群生していました。

その後、TOPの写真をとりにうろうろしてから、今日のバウ山行は終了となりました。

いや~春ですね~~。

撮影場所 夕張郡長沼町字フシコ
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 Canon EOS KISS X2

小樽内川と滝の沢川(小樽内川支流)の合流点 ~四ツ峰へ~

小樽内川と滝の沢(小樽内川支流)の合流点

定山渓天狗岳と道道1号線の滝ノ沢橋、四ツ峰トンネルが程よいバランスで目を楽しませてくれるのが、(さっぽろ湖・定山渓ダムのダム湖)との合流する地点です。この写真はこの滝の沢川に沿って走る滝ノ沢林道上から撮ったものです。ちょうど札幌50峰の一つ四ツ峰へと登ってきた帰りに撮影しました。

滝の沢川の話は前回のエントリーにくわしく書いておりますので、ここでは四ツ峰への山行のことを書いていきたいと思います。

この日はとても天気がよく絶好の春山日和でした。防寒用のジャンパーとズボンをはいていったのですが、途中でジャンバーを脱いでちょうどよいくらいの気温にめぐまれました。ただ、これが問題で、私のザックに脱いだジャンバーを入れるのが一苦労でした。もう少し容量の大きなザックと軽いウェアが欲しくなりました。

今回登ったルートは以下のとおり

往きは林道の奥の方まで進み帰りは四ツ峰の稜線をたどりながら、滝ノ沢川と一ノ沢の合流点につく尾根を下る反時計周りのルートとしました。今回のルートどりは一部を除き事前に立てた計画通りのルートをたどることができました。少しは山登りになれてきた証拠なのでしょうか。
スタートは滝ノ沢林道のゲート前の駐車できるスペースに車を置き、ここからとします。

四ツ峰へスタート

四ツ峰へスタート

天気は晴天。私冬の山を始めてはじめてのピーカンの天気です。気になる林道内の雪はというと、近々にブルでもはいったのでしょうか。キャタピラの跡がしっかりとのこり、その上にスノーモービルのトレースがのっかていて、しかも雪は程よく固まっていてツボ足で余裕な雪面でしたが。一応念のためにザックにスーパーカンジキをくくりつけての出発です。
この林道往きはきづかなかったのですが、緩い傾斜を下っていくような道なのです。下っていることにほんとに全然気がつかなくて今日はものすごく快調だな~、やっぱり天気のせいかななんて林道を歩いていたのでした。

先ほどのエントリーの滝の沢川(小樽内川支流)と一ノ沢の合流点を経過してすぐにほとんどの方がここから取り付くよって場所に到着をしました。

メジャールート分岐

メジャールート分岐

左が側に見える尾根に皆さん結構取り付いているようです。でも今日の私は林道をもっと歩いてみることにしました。GEOGRAPHICAのトラックレコードがここからスタートしているのは、単にスタート時にレコードするのを失敗していたのでした。気づいたときはちょっとあせりましたがね(笑)

それにしてもいい天気です。

いい天気

いい天気

この先に見えるのが四ツ峰の山頂かなと想いながらゆっくりと林道散歩です。

途中、崖が派手に崩落している場所もあったりしましたが、

がけ崩れの跡

がけ崩れの跡

無事に、林道の分岐まで到着です。

林道分岐

林道分岐

ここを左にすすみます。この林道から傾斜がつき始めます。やっと山に来た感が少しだけでてきました。

はてさてどこから取り付こうかなと、左側に迫っている尾根筋の地形をみながら、地形図にチェックした場所をさがしてみます。

ここから取り付き

ここから取り付き

予定していたポイントに丁度ピンクテープ。では、ここからのぼりますか。と取り付きました。

が、

この尾根。。。

地形図で想像していたよりずっと急です。

いきなり急坂

いきなり急坂

樹林が密集しているので、思うようにはジグを切れずキックステップでのぼっていきましたが、何回足をとめたことか。。。

あの木まで、、

次は、こっちの木まで、、、

と近い場所に目標を設定して、そこまでは足を止めずにがんばろうかとおもいましたが、それもかなわずな場面が多々ありました。
それでも、以前のようにこのまま帰ろうかなという気持ちにはならずに登ろうと思えたのは天気が良いせいだったのでしょうか。
ただ、その天気のせいで着ている防寒ジャンバーが暑くて暑くて、、。
結局脱いでザックにしまうこととしたのですが、ザックの容量が不足気味でした、、。無理やり詰め込んだわけですが、しまうのにかなりな時間を要する始末。これはあまりよくありませんね。容量の大きなザックが必要だな~。あと、これからの季節、今着ている防寒ジャンバーだと、過分すぎるな、、、アウターも案配のいいものをみつけなきゃ、、。

そうなってくると、歩いている途中で考えることは、どんなザックがいいかな~~、とか、どんなウェアがいいかな~~、とか、頭の中は物欲妄想に支配されていました。

そんなお気楽気分とは裏腹に尾根は相変わらず急坂、、、。

その様相が崖っぽい尾根から、普通の尾根らしくなってきたところで、

やっと普通の尾根っぽいところ

やっと普通の尾根っぽいところ

水分をがぶがぶ補給しました。最近の山行ではそれほど大目の水分をとらずともよかったのですが、この天気のせいか、一回の給水量が増えていました。

よし、がんばるぞ!と歩きはじめるのですが、この尾根丁度いい感覚でピンクテープがまいてあって、初心者の私のルートファィンディングをコーチしてくれているようでした。気分はオリエンテーリングですね(笑)

予定していた山頂へのポイント

予定していた山頂へのポイント

前日、予習をしていて、このポイントに到着したら、一旦ルートをまげてから、送電線のある場所まで登ろうとおもっていた場所につきました。

いままでのルート上にもあったのですが、そこも割りと3~4mくらいの幅で広く刈り分けられたような場所でした。ここって林道なのかな?
送電線も走っているわけでだし、作業道なのかな?もし、そうなら、そこをつなげば、夏も登れるのかな??
なんて無駄な想像をしつつ、次の目標ポイント

送電線交差地点

送電線交差地点

送電線の交差地点へと到着です。

樹林帯の中から抜け出し広い刈りわけにでると空もはっきりと見え爽快感倍増です。

ここからは稜線も見て取れるようになり、そこそこ急な坂を広い疎林帯をこまかくジグをきりながら、

四ツ峰山頂

四ツ峰山頂

四ツ峰山頂へスタートから3時間20分かけてのんびりと到着しました。

天気もいいし、ここで大休憩です。カロリー補給をしつつ雪の上でごろごろしていると、ブーンとでかい羽音がきこえてきました。なにやら蜂っぽい虫が私のそばを2度3度いききしていたようです。

春ですね~~~。

のんびり休んだあとは下山です。

下山ルートは一番のビューポイントといわれている、主稜線上の隣のコブ経由しつつ、最初のメジャールート分岐の所まで尾根伝いに帰るとします。

隣のポコにつくとまたもや、DP2のレンズキャップを落としていたことに気づき山頂近くまで戻ることになったのですが、隣のコブまで稜線は割合なだらかなので、のんびり散歩気分で行き来していました。

で、隣のコブからみた風景はというと!

定山渓天狗岳

定山渓天狗岳

どーん!!と定山渓天狗岳

無意根山

無意根山

遠くのほうに無意根山。

がしっかりと見える絶景!!

いいですね~~。顔がほころびます。隣を見ると烏帽子岳もみえていたのですが、送電線が邪魔でしたので、ほんの少し高度を下げると、

烏帽子岳

烏帽子岳

電線にかぶらず烏帽子岳をみることができました。

ここから眺める定山渓天狗岳も格別でしたよ。

定山渓天狗岳

定山渓天狗岳

ご満悦です(^^)

いつまでも見ていたい気分になりますが、そうはいきません。

それに写真ばかりとっていて体が動いていないので、ちょっと風が冷たくかんじてきました。

ザックからうんとこどっこいと防寒ジャンバーをとりだし羽織ました。写真とりたくて山にはいってきているので、写真とっている間の防寒対策って必要なんだと思う瞬間でした。やはりザックは大容量が必須だと、ここでしみじみと思うハメに、、、。

青空に映える定山渓付近の山々を撮れて気分よく下山をはじめます。

次のコブ下のこんな谷形をトラバースしていくと、

トラバース

トラバース

きれいいに開けたオープンバーンが!!

オープンバーン

オープンバーン

スキーやスノボをやっている人には大好物っぽい斜面ですね。

そんな風景をたのしみつつ南東の大きめな尾根のはじまりまで快適に飛ばしていきます。
雪山のくだりは大好きです。登りはかめのごとく人の数倍かかる私なのですが、くだりは適度に埋まる足と坂の反動を利用して、人並みのスピードで降りられます。

下山するにしたがって樹林が濃くなり、勢い木の少ないほうに足を向けてしまって、途中沢に入り込みそうになりましたが、早めにきづいたので修正をして、(トラックログでは水色のポイント)尾根づたいにしっかりと降りて、林道へと到着です。

林道到着

林道到着

登りはここから頂上まで、3時間かけていったのですが、くだりは山頂からここまで、1時間30分(途中撮影大会や、キャップ探しなんかやっていたので実質1時間きっています。)で下山でした。

このあとはこの林道をのんびりあるいて、今回の目的の一つ、小樽内川と滝ノ沢川の合流ポイントの撮影をしっかりとして駐車場にかえってきました。

今回の山行では、やはりザックの容量問題になやまされました。現状のザックでは行動時間5時間までですね。これから先登るであろう山はもっと時間がかかりそうな山も多くなると思うので、なんとか対策をしなきゃいけませんね。

札幌50峰 15座/50座 (四ツ峰 789m) GETしました。

撮影場所 札幌市南区定山渓 滝ノ沢林道
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★★☆
撮影機材  NIKON D3000

琴似川と琴似2号川の合流点 ~小なまこ山・大なまこ山縦走へ~

琴似川と琴似2号川の合流点

札幌市有数の高級住宅街の宮の森地区をさらさらと流れる。今回は、この琴似川とが合流してそうなポイントにおとずれました。

場所は以下の通り。

本郷新札幌彫刻美術館のちょい東に見えている水路が琴似2号川であることを札幌市埋蔵文化財包蔵地分布図にて確認したので、間違えないとはおもいます。ただ、この流れは私有地の中をながれているようなので、容易にはみることができません。でも本郷新札幌彫刻美術館の西側にも琴似2号川の流路が地図上に描かれているので、いつか撮りにいこうかとおもっています。

この地域を流れている琴似川は盤渓の山地からながれでるケネ・ウシ・ペツとのこと。三角山・大倉山・奥三角山などの西区と中央区の境界になっている札幌連山から中央区川に流れる小沢を集めて流れています。メムを発祥とする下流域は現在にいたるまで湧水が枯渇し埋め立てられていることが多いのですが、このケネ・ウシ・ペツ地域の支流は札幌連山が源流になるものが多いので、枯渇ではなく、治水面で暗渠としてひっそりと宅地の下を流れているものが多いのでしょう。

さて、札幌連山の話がでたわけですが、その一群となるであろう山?丘?がこのそばにあるのです。宮の森緑地と宮の森4条緑地の二つの緑地がそれで、それぞれ小なまこ山、大なまこ山の愛称でふるからしたしまれていたそうです。

この間バウの2015年登山初日をだしたわけですが、山と称されているこの二つの山を2015年2山目としました。

ルートは以下の通り

スタートを本郷新札幌彫刻美術館とし、小なまこ山、大なまこ山、琴似川と琴似2号川の合流点の順でまわっていきます。

スタート

スタート

朝の光の中、宮の森の住宅街の中をあるいていきます。

ここからすぐそばに、小なまこ山(宮の森緑地)の入り口があります。

小なまこ山(宮の森緑地)入り口

小なまこ山(宮の森緑地)入り口

この二つの山、なまこのような山容ゆえにこの名前がつけられたとのこと。現在でも、大倉山の山頂展望台からみると、住宅地の中にぽっこと浮かぶなまこの様な緑をみることが容易にできます。

小なまこ山の取り付きはこんな階段をてくてくあるきます。

小なまこ山取り付き

小なまこ山取り付き

そして、3分もたたずに小なまこ山の山頂です。カップめんも出来上がらないほどの時間です。

小なまこ山山頂

小なまこ山山頂

標高85mの山頂にはこん風にベンチが用意されていて、程よい散歩道です。そのまま気持ちの良い木立の中を右に円山、左に宮の森の住宅地を見ながらまっすぐ歩いて反対側の入り口へと向かいます。

小なまこ山下山

小なまこ山下山

彫刻なんかが配置されていて奥に宮の森フランセス教会の尖塔が見え、なかな瀟洒な雰囲気をかもしだしています。

小なまこ山をでるとそこは宮の森の住宅街。でて左側に大き目のなまこがみえるのでそちらに向かって歩きだしていきます。予習はあまりせず、現地で取り付きを探そうとおもっていたのですが、住宅地の中、なかなか公共の道から取り付く場所がありません。そのまま北一条宮の沢通りへ出て大なまこ山の土手を眺めながら取り付けそうな場所をさがします。宮の森4-10の交差点が丁度三角山への登山口への入り口であり、大なまこ山の尾根の終り風にみえたので、その交差点を曲がってみると、

大なまこ山(宮の森4条緑地)入り口

大なまこ山(宮の森4条緑地)入り口

ありました緑地の入り口が、ここをてくてく歩くと、大なまこ山への取り付き発見

大なまこ山取り付き

大なまこ山取り付き

土手についてる階段をのぼり尾根へとたどる遊歩道をあるいていくと、広場につきあたり、その奥にすすむと鉄製の階段が用意されていて、ちょっとした急坂を楽に登れるようにしてくれています。その階段をまったりのぼっていくと、頂上のすぐしたあたりに階段の踊り場があり、展望台との表示が。

大なまこ山展望台

大なまこ山展望台から札幌市街地を臨む。

こんな眺望をみることができます。まだ葉がそろっていないので結構いい眺めですが、草や葉が茂るときっとこの半分くらいの眺望になるのでしょうね。ここから階段を数段登れば、

大なまこ山山頂

大なまこ山山頂

大なまこ山山頂(標高92.4m)へとつきます。この写真の奥にみえるようにこのまま遊歩道が続いて反対側の入り口へとみちびいてくれます。朝の気持ちのいい空気感の中、春の木立の中をまったりあるいて、下山していきます。

大なまこ山下山

大なまこ山下山

下山すると三角山小学校の脇の道路へとでてきます。桜並木になっているので、きっともう少しししたら、この並木の中を小学生たちが歩くのでしょうね。こんな綺麗に並木になっている小学校の敷地そばの道は札幌でも珍しいのではないでしょうか。

そんなこんなで札幌の超低山2座をバウ君は制覇しました。この後は宮の森の住宅街を散歩しつつ、冒頭の琴似川と琴似2号川の合流点へと足をすすめたのでした。

撮影場所 札幌市中央区宮の森2条12丁目4−37
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材  NIKON D3000

小樽内川と朝里岳沢川の合流点 (股下山へ)

小樽内川と朝里岳沢川の合流点

札幌の市街地はほぼ雪解けが終って春の街になってきましたが、まだまだ豊富な雪が残っているここは、札幌国際スキー場のそばの合流点です。定山渓ダムに沿うように道道1号線とともに流れる小樽内川。そのまま朝里峠のてっぺんまで道道1号線に沿ってながれていると思いきや、実はこのあたりから小樽内川は春香山方面へとむかっているのでした。この写真でいうと奥からながれてくるのが、小樽内川です。では、ここから道道1号線に沿ってながれているのは?というと、写真左からながれこんでいる朝里岳沢川なのでした。ちなみにこの撮影ポイントは道道1号線から東の雪原にはいっていき約150Mの地点にあります。積雪期はここに流れ込む大き目の支沢はなく、朝里岳沢川におちないように気をつけさえすれば樹林の密度も薄いのでずんずん歩いてはいっていくことができます。 この時期はたまに雪が降るぐらいで気温もプラスになる日が多くなるので、雪融け水が増えて川の表情がちょっと険しくなる時期なので、山の中の沢に近い川とも言えども水の流れる音は耳を澄ませば100Mはなれていも聞えてくるくらいです。

で、今回はなぜここに来たかというと、このそばにの一つ股下山があるので春山シーズンだし登ってしまおうとやってきたのでした。この股下山の山名の由来については次のエントリーに譲ることとして、このエントリーでは、股下山への山行録をお届けします。

まずは、いつものようにGPSログを、

スタートは春香小屋の駐車スペースからです。そこから道道1号を秩父橋を渡りつつ南下をし、今回の川の写真「小樽内川と朝里岳沢川の合流点」の写真を撮りに朝里岳沢川沿いに雪原にはいっていきました。結構お気に入りの写真がとれたので、ホクホクしながら道道1号に戻りいよいよ股下山への取り付き口に立ちます。

股下山取り付き口

股下山取り付き口

道道1号を歩いていると数箇所にピンクテープがぶらさっがていいましたが、雪面に楽に上がれそうな場所を選んでここから入山します。この日は前日までの天気予報だと朝6時までは降雨の予報だったので、いつもより遅めの8時スタートと計画をして川の写真をとったりなんだりで、取り付いたのは8時15分ころです。それでもたまに小雨がふる感じでした。ツボ足でいけるかなかと思いはしていましたし、川の写真を撮りに雪原にはいったときはツボ足で踏み込んでいきました。でも一応念のためスーパーカンジキをリュックにくくりつけていきました。で、いよいよ取り付き雪面にはいったとたん、ズボズボと足がぬかっていきます。即効でカンジキ装着です。ここから若干の急坂を上るとそこは木々の密集した平坦な林の中でした。

取り付き後すぐの林の中

取り付き後すぐの林の中

気分的には冬の森林浴です。密集した白樺や針葉樹の林の中を目安となりそうな583m標高点へといつものgeographicaをたよりに目指していきます。取り付いた地点ではトレースはみあたらなかったのですが、いろいろと歩いていくうちに数日前と思われるスキーやツボ足の跡に合流しました。取り付き口が広いから皆さんいろんなところから登り始めているのですね。そしてみなさんきっと583m標高点を目印にするので、標高点が近づくといろんなトレースが合流するのですね。

そうこうしているうちに、

583m標高点

583m標高点

とりつきから40分ほどで最初の目標583標高点へつきました。ここまで40分もかかっていたなんて、、、。私の貧脚はいつものことなのですが、気分的にはそんなに長く歩いていた気持ちはまったくありませんでした。初期段階のトレースのない雪面をあれやこれやとルートファインディングしながら頭をつかっていたせいでしょうか。私のような初心者はちょっとした山の中でも歩行方向を考えるのが楽しかったりするのです。地形図をながめながら実際の地形と照らし合わせて読図の勉強もしながらです。で、この股下山の本番はこれからです。

偽ピークへの取り付き

偽ピークへの取り付き

標高600mを超えたあたりから始まる770mあたりの偽ピークまでの急登が今回の山行のハイライトでしょう。結構な急斜面で、スキーの跡が気持ちよさそうにシュプールを描いています。そこをえっちらおっちらのぼっていきます。何度も止まり、何度もジグを切り、何度も歩行方法をかえながらのぼっていきます。そろろピークも近くなってくるあたりから眺望がひろがってきました。

偽ピークまでの途中

偽ピークまでの途中

なかなかいい眺めです。このあたりから写真を撮る回数が増え、必然ととまる回数もふえ、、、。

偽ピークの途中その2

偽ピークの途中その2

やはりこんな光景を見ると写真を撮らずにいられません。

ただ、ご覧のように厚い雲が覆っているのと、山を始めたばかりなので、どの山がどの山かを同定することができないのが残念ポイントですが、、、。

そんなこんなで、取り付きから1時間40分ほどかけて偽ピーク到着です。

偽ピーク

偽ピーク

ここから先は地形図をみてみるとそれほど急峻な区間がないようでほっとしつつ前にすすんでいくと、

雪庇と雪畝区間

雪庇と雪畝区間

細い尾根に雪庇と雪畝区間がまっています。まぁ、硬石山の痩せ尾根を経験した身としては安全でそれほどきり落ちていない林側に歩みを進めていけばまったり散歩のレベルです。800m前後のボーダーラインでちょっとしたコブを登り下りしていくと

山頂直下

山頂直下

股下山の山頂直下に到着します。ここからうんせうんせとちょっとがんばると、取り付きから2時間10分ほどで

股下山山頂

股下山山頂

股下山山頂到着です。偽ピークを過ぎたあたりから風が若干冷たくなってきたし、それほど眺望もよくないので、5分くらいで山頂からはなれました。

さぁ、下山です。

さぁ、下山です。

下山の楽しみは、軽く埋まる斜面を大またでふわふわっとあるく快感ですね。

今回は前々回の阿部山の麓散歩のようにズボーっときそうな沢そばではなく顕著な尾根くだりなので、安心してスピードを上げて帰ってこれます。途中偽ピークあたりで、股下山の山名由来を考察できそうな場所で撮影大会をしながら、偽ピークのくだりの急斜面を尻すべりで快適におりてきました、、、が、この時期、しかもさっきまで雨だったので、、、冬用のズボンからしっかり水がしみこんで、お尻がべちょべちょでした。後でスノボをやっている知人にきいてみると、この時期の尻すべりはウェアの防水機能をいためるよとのことでした。。。今はいているホーマック製のズボンのせいではなかったのですね、、、。これは来シーズンはズボンとともに尻ボー導入まったなしですね。。

なんてたのしみながら平坦な場所まで降りてきてから、はたと気づくと登りと同じ道をあるいているではありませんか、、、最近は登りくだりのルートを意識せずとも変えてきた山行ばかりだったので、違うルートを歩きたい欲がでてきました。そこで地形図で見て取れる沢形に沿って歩いてみようとおもいました。ここまでくれば、東方面に進路をとりさえすれば道道1号にぶつかるし、水を湛えた沢がないのも確認済みなので、悠々とあるいてみると、地形図からは読み取れない小さな沢形が入り組むところにでてきました。

沢が入り組んでいます。

沢が入り組んでいます。

元来がビビリの私は沢へ降りる気持ちになりません。慎重にズボっとこなさそうな場所をストックで選びながら沢形を渡り進路を決め山頂から約1時間ほどで、道道1号との出合いまでおりてきました。

無事下山

無事下山

写真奥に道道1号が見て取れますね。

取り付くまでは雨が強くなる気配を感じたら即撤退ときめていきましたが、幸運にも道中雨に濡れたのは最初だけであとは厚い雲の下ではありましたが比較的穏やかな山行となりました。

また、今回の山行ではのぼり時の歩行の仕方のコツをすこしだけつかんだような気がします。忘れないうちに積雪している山をもう一つくらシーズン中に登ったほうが良いかな。

 

札幌50峰 14座/50座 (股下山 820.4m) GETしました。

 

撮影場所 北海道札幌市南区定山渓
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材  SIGMA DP2 / iPhone5c

精竜の滝 (宮城沢川)

精竜の滝(宮城沢)

以前敗退した精竜の滝へリベンジしにいきました。結果としてはまたまた敗退なわけなのですが、、、、。

敗因としては、融雪期のの増水をきらって崖上を歩いていったため、結局は木々の隙間からしか写真を撮ることができなかったことなのですが、今回歩いてみてわかったのが、以前迷った藪の中から林道へはそれほど距離がなかったということです。

下記にGPSログを掲載します。

林道から10M~20Mといったところで、以前はうろうろしていたのです。今回は藪がないので、気楽にはいっていけました。

まぁ、今回は前回迷ったところの再確認という意味合いももってここに入っていったのでまぁよしとします。ただ、再度精竜の滝へは正規ルートを使ってアタックしようとも思っています。

で、ついでなので阿部山の麓を散策しようとおもいました。山頂へのアタックはこの日は午後から雨の予報がでていたので、はなから眼中にはありませんでした。どちらかというと次の冬山シーズンの山頂アタックへ向けて、宮城の沢ルートでの取り付きやすそうな場所 を踏査するといった意味合いです。

 

まずは、いつもの平和霊園の駐車場をスタートします。

スタート

スタート

平和霊園の中の道路はしっかり除雪されていて舗装もみえていたのですが、林道内はさすがに雪がこんもり。ただこの時期なので、つぼ足でいってみようと思います。一応カンジキはリュックに無理やりくくりつけてもっていきました。雪質は結構しまった雪で、つぼ足でもたまに脛くらいまでぬかるくらいでゆっくり歩くには丁度良い案配です。

しばらく歩くと、おなじみの第一渡渉地点です。

宮城沢第一渡渉地点

宮城沢第一渡渉地点

夏にきたときは宮城の沢川を長靴でジャブジャブわたっていったのですが、まだ水は冷たいでしょうし、今回は長靴とはいえどもトレッキング用の長靴なので、水に入るのはやめておきます。この鉄骨の橋をおそるおそるおちないようにわたることにしました。もう少しまえだとこの橋のよこにスノーブリッジができていて、百松沢山や阿部山へ登る人はそこを使うようです。ただスノーブリッジが落ちたあとでも渡った先の林道内には結構な数のトレースがありました。

SDIM9512

みなさん登っているのですね~。

ここからしばらくあるいてからTOPの写真を撮りに林道から外れて宮城の沢の崖の上を歩いて写真をとっていきました。脛くらいまではぬかったり、根開きしているところを見逃して腿あたりまでズボーっときたりしましたが、小鳥のさえずりを聞きながら気分よく歩いていき、やっぱりかという残念な気分で滝を写真に収めたあとは、377コブを目指して山の中に入ることにします。

いざ山中へ。

いざ山中へ。

丁度このあたりにピンクテープとトレースがあったので、それをたどることとしました。ここからは沢伝いに山の中へと進むのですが、目指す377コブをみてみると、一つ沢型を挟んだ向こう側、、、。雪に覆われていますが、もし下が解けていたら水ポチャ必至です。ここは無理をせずに、雪に覆われた沢と地図にものっている勢いのいい沢との間の尾根的なところ登っていきます。途中まであったつぼ足のふみ跡はいつしかなくなり、いつのまにかスキーの跡にかわっていました。まぁ、ちょうどいいやと思いゆっくりと疎林の中を歩いていきます。空はどんより曇り空。小鳥の声もいつしか聞えなくなってきました。これが晴れ間が出ていて小鳥のさえずりもきこえてきたのなら最高の気分で阿部山山頂をめざすのでしょうが、、この天気じゃぁね~~。

というわけで当初の計画通り377コブをめざします。といっても途中までは阿部山へのルートとほとんど同じ場所を通っています。ただ、進行方向右側の沢形がなくなる辺りで目処をつけてコブのほうへ逆進していきました。途中鹿のふみ跡を見ながらのまったりハイクです。風も少しふいたりしていますが、気温自体はそれほどさがっていないので、寒さもそんなにかんじません。

377コブの後ろコブ?

377コブの後ろコブ?

尾根にたどり着くとつぼ足のふみ跡が数本。ここを経由して阿部山に向かう人たちでしょうか?そんなことを思いながら377コブの後ろコブにたどりつきました。後ろをみてみると、阿部山の本尾根へととりつくかなりな急登りがみえます。私の足だとすぐには登れそうもない坂です。きっと阿部山山頂をめざしたら下山前に雨にあたってしまいますね。雪道で雨にあたるなんて最悪ですし、最後に渡渉もありますので、無理は禁物です。座右の銘はゆるゆる軽登山ですから。

そんなこんなで、377コブに到着しました。

377コブ

377コブ

コブ上からの景色はそれほど期待はしていなかったのですが、樹間からとはいえ360度山にかこまれている風景がみることができ、なかなか爽快でした。写真は377コブから阿部山山頂を撮ったものです。来シーズンはアタックしてみたいですね。

とりあえず目標地点まではたどり着いたので下山することにします。ただ帰り道は来た道とは違うところを通ってみようと、このコブの尾根伝いにおりてみることとしました。ただ、このコブの尾根は平和の滝の方面へ連なるので、それだと車を置いた平和霊園にはかなり遠回りをしてあるかなきゃいけません。そこで地図をみてみると都合のよさそうな場所に送電線があるのを発見、そこを目標に快速便でおりていこうとおもったのですが、、、、

そこは春山、おっきなトラップがありました。

気分よくコブから下り始めて10歩くらいで、

なんと!

胸までズボーーーーっ!! ときたのです。 首からさげていたDP2のあたりまでうまりました。。

うまった周りの雪は幸いにも硬く、つぼ足だったため笑いながら難なく脱出はできましたが、それ以降歩みは1/3のスピードに危なさそうな場所はストックでつつきながら確認、歩行方法もいつもの深雪くだりの大またでのかけるような歩きかたではなく、ゆっくりとクラストした急斜面をトラバースすかのように、一歩づつ足場をたしかめながらの歩き方となりました。春山の洗礼をしっかりとうけてしまい、ちょっとテンションがさがりかけてきたころに送電線につきました。

送電線

送電線

さぁ、ここから再度ルートを考えなきゃです。なぜかというと、送電線をたどるということは、
FullSizeRender
こんな沢をまた越えなきゃいけないということです。
先ほどしっかりと胸までズボをくらったので、沢そばはなかなか行く気がおきません。そこで、沢と尾根との中間ルートを取ることにしました。そこでも慎重に慎重に歩みをすすめていたので爽快感がえられませんでしたが、そのおかげかこんな光景にでくわすことができました。

雪面の緑

雪面の緑

松林に囲まれた一角の雪面が松の葉で覆われて白い景色の中そこだけ緑に薄く輝いていたのです。遠めからみると、いったい何事かとおもいました。凄く幻想的で不思議な光景でした。

この宮城沢沿いは、以前の時も緑に移る宮城沢の幽玄な写真がとれましたし、私にとっては、苦行をしいられながらもなにがしかのサプライズを用意してくれています。

今回もそんな自然のサプライズプレゼントをしっかりとうけとれました。

ひとしきり写真をとったあとはゆっくりと下山しましょう。周りをみわたすと熊さんの遊び道具となった立ち枯れの木が沢山ありました。そういえば、ここ阿部山山域は熊のすみかがあるというのをどこかのブログでよみました。幸い足跡はないので、直近にはここに立ち寄ってはいないようです。 それでもこんな光景の中熊さんが遊ぶすがたを想像すると、怖いようなかわいいような不思議な気持ちになりました。

ここからは小さな崖下にむかった尻すべりや木につかまりながら林道へとおりていき、無事渡渉もすませ車がおいてある平和霊園にたどりつきました。

撮影場所 北海道札幌市西区平和
アプローチ難度 ★★★★☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000 / SIGMA DP2/iPhone5c

星置旧川道を歩く 星観緑地から星置南4丁目

星置川旧川道を歩く

ここ最近4エントリーは星観緑地近辺の川の合流点を掲載してきましたが、今回のエントリーはその締めくくりです。この星観緑地の西縁は札幌市と小樽市の境界となっています。市区町村の境界ってのは概して川の跡であることが多く、この小樽・札幌間の境界も間違いなくの旧流路であることが、今昔MAPの1916年の地図を見ても確認とれました。


そこで、折角なので、歩いてみようとバウと一緒にでかけていたのでした。

そのGPSの記録を下記にしるします。

では、歩行記をスタートします。

スタート

スタート

スタートは、起点の対岸からです。境界なので、写真にも少しうつっていますが、境界を示す紅白のポールがたっていましたので、そこを目印に歩いていきます。小樽側は行き捨て場になっていて、うずたかく雪がつまれていましたが、札幌側はすっかり雪が消えて畑の準備が始まりそうな感じでした。

星観緑地入り口

星観緑地入り口

そこから畑の縁沿いに歩くと、下手稲通りにぶつかり、星観緑地へと入っていきます。小樽側に目を向けると、であろうくぼ地も目にはいります。

ポンナイ川との境

ポンナイ川との境

この写真でみると左側に伸びるくぼ地が星置川の旧流路で右側のコンクリの構造物の先がポンナイ川の流路になります。

進行方向はもちろん、星観緑地の中へなのですが、この緑地の縁はちょっとした林になっており、融雪直後のため緑地の境界をしめる木の塀は所々倒れています。きっとこれから公園管理の人たちがいろいろと整備をしていくのでしょうね。景観的には殺伐とした景観がつづきます。ただ、この時期は藪はそだっていないので、苦労せず歩みを進めることができます。所々にイタドリが倒木のように地面に覆いかぶさっている場所もありましたので、そのあたりは少しだけ歩くのは難儀でした。

 

IMG_1919IMG_1924

この星観緑地の縁にはご覧のように塀と排水溝が終始ガイドのように存在しているので、これにそうように緑地内を散歩していきます。この散歩の間早めの時間でもあったので、緑地内では人に合うことはありませんでしたが、もし他の人が私たちの歩いている姿をみたら、なんて物好きなやつが歩いているんだと、おもったことでしょう。林の中に春をすこしずつ感じながら緑地内を縦断すると、今度は、ほしみ駅前通りにつきあたります。そこで撮ったのがTOPの写真になります。写真に写っている川はです。キライチ川はここからJRの線路を越えるまでは、星置川の旧流路をたどっています。境界線は鉄橋を渡ったあたりで、東南の方向に進んでいます。と、言うことは星置川とキライチ川の旧合流点は丁度鉄橋の下辺りだったのではという想像がつきます。

このキライチ側の堤防をたどって線路の向こう側にでようと、当初は計画していたのですが、どうやら堤防は線路下をくぐっていません。これはしょうがないと一旦GPSのトラックを止め、迂回をしていきます。線路の反対側には星観緑地はないので、あとは地図を見ながら境界線をたどることとなります。

線路の反対側にでたあたりで地図をたよりにをみまわしてみると、

良い感じの土管

良い感じの土管

排水溝が良い感じの土管を通ってキライチ川に流れ込むポイントを発見しました。川の跡って言うのはなにやら法律で構造物の建造が規制されていると読んだ覚えがあります。きっとこの排水溝にそって歩けばとしっかりとしたログがとれるのではと、トラックログを再開いたしました。

ちょうどほしみ駅を見渡せるポイントまででたので、撮り鉄をしながら、

ほしみ駅

ほしみ駅

東側をみてみると、良い感じに屈曲した道を見つけることができました。

DSC_0017DSC_0018

しっかりと排水溝もあり、これはあきらかに境界線であり星置川の旧流路であることがわかります。

写真にもうつっていますが、どうやら私有地を示すロープが木にそってはっていました。その左の小さな土手の上にはアルミの柵もみることができます。でもその柵とロープの合間は共有地になるのでしょう。ということでこのルートは土手の傾斜を通っていきます。星観緑地内もそうでしたが、今回の星置川の探索ルートはなかなかアドベンチャーなルートだなと思いながらこの土手を通りすぎると。

DSC_0020

ほしみ駅への道路にでてきます。この道路の反対側をみてみるとまた良い感じでどうろが湾曲しています。これはあきらかに川の跡の道ではないでしょうか。うきうきしちゃいますね。

道の両側は民地なのでしょうから不法侵入にならないように道路の真ん中をしっかりと歩いてゆくと、星置川の堤防がみえてきます。

DSC_0021

川跡らしき平地を探しGPSトラックを作っていこうと歩き星置川の堤防に上りゴールとしました。

DSC_0023

堤防に上がってから国道5号線方面に目をむけ星置川の上流をみてみると、星置川が谷間を作ってながれてくるのが見る事ができます。

あの谷間あたりが星置扇状地の始まりになるのでしょう。きっと昔のアイヌはこの先を川に沿いながら手稲山へのぼっていったのかなと、おもいつつ帰路についたのでした。

撮影場所 北海道札幌市手稲区星置 星観緑地~星置南4丁目
アプローチ難度 ★★☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 NIKON D3000 / CANON EOS X2

豊平川とオカバルシ川の合流点 (硬石山より)

豊平川とオカバルシ川の合流点

久々の俯瞰写真は、木立の間から垣間見るの合流点です。

丁度写真からは見切れてしまいましたが、藤野4山の一つ藤野富士を源に藤野の市街地を流れ硬石山のふもとで豊平川と合流を果たすオカバルシ川。インターネットの情報を探してみても、この川自体の記録はあまりなく、ウォーキングなどの経路にある川としての紹介が多いようです。支流としてポンオカバルシという河川もあり、語感からアイヌ語のようなのですが、その由来の情報は得れず、もっとアイヌ語も勉強しなきゃいけないかなと思う次第です。

撮影場所は、札幌50峰に数えられている硬石山の峰の一つからです。天気の良かったこの日に硬石山への山行もおこなってきました。

では、その山行記といきますか。

今回はジオグラフィカで記録したGPSログをグーグルマップに読み込ませて地図を表示させてみました。

スタートは黄色のマーカーのところ、進路は反時計周りです。

スタート地点

硬石線南の沢側冬季通行止めゲート
スタート地点

スタート地点は硬石線の冬季通行止めのゲートからです。いろいろな記録をみてみるとだいたいこのあたりから各人それぞれ取り付きを探しているようなので、私もそれにならってみました。が、、、、ここの左側は南の沢川の割りと深い沢地形、しかも雪解けもすすみ程よいスノーブリッジもなく、、。ひたすら硬石線を歩くことに、、、。

で、やっとたどり着いたのが南の沢市民の森の入り口でした、、、。

南の沢市民の森入り口

南の沢市民の森入り口

あとからしったのですが、この硬石山線この時期工事をしていたらしく立ち入りが制限されていたようです。到着した段階では、人もいなかったので堂々と歩いていたのですが、、。(地図のマーカー茶色の地点です。)

ここからスノーシューを装着し雪面へと歩きだしていきました。雪質は表面カリカリの薄い層、中はざくざくのシャーベット状となっていました。少しでもラッセルのないことを期待しての早めの時間の出発をしたので、予想どおりでホクホク気分で歩き出します。尾根の右手に藤野の街並が見え自然歩道上なのでわりと広めの林間コースです。朝の光と気持ちのいい空気を吸いながらこつこつとあるいていくと、最初の山場276ポコが現れます。

276co

276co

2~3日前のトレースもみえますね。最初の急登なので気合をいれて所々ジグをきりながら登っていきます。マップでは紫の場所です。ここまではスタートから約1時間くらいはかかっていてほかの人たちの記録からみると超スローペースなのですが、それでも自分としてはなかなか快調なウォーキングでした。このこぶをのりこえると、、、雪山といえども登山道のない藪山の洗礼を受けることになるのです、、。

倒木祭り!

倒木祭り!

ご覧のように密集した林の中、且つ倒木がいくてをさえぎります。しかも雪解けもすすんできているので、木の根開きもおおきくなり、倒木との隙間でいきなりズボーと来る場所もありそうな気配。初心者にはなかなかきつい洗礼です。それでもなんとか時間をかけてゆっくりと標高をあげていくと、今度は倒木&超痩せ尾根コーナーとなります。

痩せ尾根エリア

痩せ尾根エリア

痩せ尾根エリアその2

痩せ尾根エリアその2

ドキドキしながら痩せ尾根進み、写真のように木の根元からごっそり倒れた倒木をどうやって巻こうか考えながら歩くこととなりました。先ほどの倒木エリアも気持ち的にかなりつかれましたが、この痩せ尾根は疲れとドキドキが合わさって妙に神経が高ぶります。 マップのマーカーは薄い黄色のところです。かなりなアドベンチャーな気分を味わいつつ痩せ尾根エリアをクリアして少しだけ広い、けどきつい登りをのぼって、スタートから2時間半をかけて、

硬石山西峰

硬石山西峰

西峰へと到着しました。(マップのマーカーは赤です)天気は快晴、たまに強めの風がふくけどかなり気持ちの良い山頂気分でした。標高は397m。三角点のある硬石山本峰は370.8 m。本峰よりも高い西峰。ご丁寧に標識もあります。そして近くの木には硬石山山頂は東に500Mの標識もあったりしています。少し眺望を楽しんだ後本峰へと向かいます!、、、が、ここらへんから帰りのルートを変えようという気分がわきたってきました。だって、、、さっきの倒木&痩せ尾根を歩く気にはならなかったので、、、。しかもここから一旦わりと急なくだりをおりていくし、、、。ただ、このくだりの雪質結構サクサクな感じで適度にグリップが効いてこの日初めての気持ちの良いウォーキングができました。

そして、コースはTOPの写真をとった前コブへと向かうのですが、この前コブ、、結構な曲者です。どこを通ると効率的かと考えて巻きながら斜めに登ろうとしたのですが、雪が割りとふかくしかも湿り気があるのでなかなかグリップしてくれません。そんな悪戦苦闘を硬石山名物のミズナラの巨木さんが静かにみまもってくれていました。

硬石山名物ミズナラさん

硬石山名物ミズナラさん

そしてとれたのが、TOP写真となります。

そしてスタートから三時間かけて、やっと硬石山山頂へとついたのでした。

硬石山山頂

硬石山山頂

ここから採石場方向へ降りると眺望が得られることを知ったのはかえってきてからインターネットでほかの方の記録を見てでした。ここまできたら一仕事終えた気分になりかえる算段をするのが人情というものですよね。

で、この山頂約10分休憩と帰るルートの考察をやっていました。GPSログをみていただければわかるとおもいますが、帰り道は前コブ、西峰を谷側をトラバースしてなるべく登り返しのないルート、そして今回の往路よりも人がはいっていそうなな最短ルートを選びました。

ところが、楽をするために選んだこのルート、それほど楽ではありませんでした。谷側のトラバースはかなりな傾斜とクラストした雪面と所々に現れる雪面のヒビにひやひやしながら、帰りの尾根は往路と変わらないくらいの傾斜を往路と変わらないくらいの倒木の量を超えながらでした。

結局山頂からの下山にも2時間くらいかけてしまいました。

そしてやっとのこと

無事下山

無事下山

下山してきました。

ただ、今回の山行、常に眼下には藤野の町や南の沢の町が視界にはいってくるので、その点はすこし安心できる山行でした。

札幌50峰 13座/50座 (硬石山 370.8m) GETしました。

撮影場所 札幌市南区 硬石山
アプローチ難度 ★★★★☆
景観 ★★☆☆☆
撮影機材 nikon d3000

仁井別川 冬景 ~北広山へ

仁井別川 冬景

3月に入り暦は春なのですが、札幌近郊はまだまだ冬のままです。

そんな一日にいったのが、北広島市仁別にあるです。ちょうどほどよい砂防ダムのたまりがあったので、そこで撮った一枚です。 千歳川支流の島松川支流のさらに支流にあたる仁井別川は、北広島市のゴルフ場銀座とも呼べるような丘陵地帯のすそを流れ、国道36号線そばのクラーク博士記念碑あたりで島松川と合流をします。今回はその源流近くまでいってみました。予定としては、仁井別川を眺めながら上流へ歩き、地図上で川のしるしがある源頭部あたりまでいきそこからに数えられる北広山へと登ろうという予定でしたが、、、。

スタート地点

スタートです。

ワークジャパンゴルフクラブの入り口あたりに車を止めてスタートをします。

ここから先はペット倶楽部というドッグラン施設が林道沿いにあり、その中を進み第一ゲートまで歩きます。

仁井別の林道第一ゲート

仁井別の林道第一ゲート

ゲートは除雪の雪に覆われて、最初見たときは同定できず迷ってしまいました。地図を眺め、ここあたりではないかというところの雪山を乗り越えてみると写真のような光景が広がっています。 あぁ、ここが進路だと一安心。ここからスノーシューをはいていきます。そして、しばらく歩くとTOPの写真のような砂防ダムのたまりに出合いました。

トレースは無し、雪質は湿った重い雪。 トレースはなくても、ここは割りと人が入ってくる人気の山とのことで、皆さんが歩いた後はしっかりと雪が固まっている場所がありその上にここ2~3日で降った雪が積もっている感じでした。

林道から第2ゲートまで(夏はここまで車が入れるようです。) 北海道スノーハイクの記述だと約40分ほどのこと、平坦な林道を雪に降られ、重めの雪を時には10CMくらいのラッセルをしつつ1時間、

名物看板

北広山第2ゲートの名物看板

やっと、北広山の第2ゲートまで到着です。ご覧のように湿った雪とわりと深めの積雪、ここではまだ元気がありましたが平坦な林道歩きはテンションも平坦になっていきます、、、。

ゲートをくぐると程なくして、

北広山登山口の看板

北広山登山口の看板

北広山登山口の看板があります。そこを右に入り、樹間の中へ、枝に邪魔をされながら3分ほど歩くと眼前には真っ白まったいらな、

分かれ道?

分かれ道?

こんな分かれ道にいきあたります。地図上では、川沿いに登山道があるようなので、ここも右にすすむと、

標識?

標識?

こんな鉄杭が出現します。

どうやら分岐をしめしているようなのです。

ガイドに乗っている夏道コースはここを右になっていますが、みてみるとかなり深めのラッセル必至です。そこで、左の道をみてみると、

こっちにいこう

こっちにいこう。

若干くぼ地にスキーのうっすらとしたトレース。こっちがわは夏道では旧登山道とのこと。こちら側にすすむこととしました。

ここまでのラッセルと平坦な道で当初の目的の源頭部へのアプローチは頭からすっかり抜け落ちていて、北広山登頂一択になっていました、、、。

この旧道、沢伝いにすすむのですが、ご覧のように周りから見事にくぼんでいます。これは夏だと雨が降ると見事に沢として機能しそうな感じです。夏道として使われなくなってきたのもうなずけます。

さて、ここからが本当の山登り!、、、ですが、一時間の林道ラッセルをこなした足にはさっきよりも深い雪の登りラッセルは堪えます。しかもただでさえ薄暗い感じの林の中に雪空となると、さらに心がこたえます。それでも、所々薄いスキーのあとや、くぼみが一切見えなくなる場所では稚拙ながらiphoneのgeograpichaで現在位置を確認しつつ、ルートファィンディングの真似事をしてみたり、歩きづらそうなくぼ地のちょっときつめの登りではわざと外れて、雪面にでてジグザグ登りをたのしんだりと、写真を撮ることも忘れて、(いや、、、疲れて写真の構図が頭に浮かばなかったのですが、、、)なんと1時間15分もかけて先の分岐からやっと白樺平に到着をしました。

白樺平

白樺平

ガイド本ではここまでは40分程度とのことでしたので、私やっぱり貧脚です、、、。

ここから先は、くぼ地もほとんどなく、トレースもないまっさらの雪面にでます。所々にテープがくくりつけてあるのがみえますが、歩きやすそうな場所(埋まりづらい場所)を探して山頂を目指します。

あるいていると段々雪も深くなり、しかも風もゴーゴーと音をたてていきます。カメラを出すのも躊躇してしまいます。

視界もあまり効かず稜線もみえないので、ひたすら登りラッセルです。geograpichaの地形図に表示される現在位置と山頂までの残距離に励まされながらの行軍です。

約1時間弱、残り等高線2メモリくらいの地点で風がものすごく強くなってきました。木々が一斉にゆれはじめます。幸いにもこの強風追い風です。登るのを手助けしてくれるようでした。そして上を見上げると見事な雪庇が、、、きっとあそこが稜線だと風に助けられ歩みを進めます。

なんとか雪庇下へついてのりこえようとすると、、、、

無理でした。。。。

雪庇を乗り越えるのはなんとかできるのですが、、、

風が、、

ゴーゴー。

ゴーゴー。

稜線を撫で付けています。

稜線にたつこともままなりません。

風が収まるのをまとうと、雪庇したで待機していても一向に収まる気配はありません。

GPSの標高はすでに490mを超えており、北広山の標高488mをオーバーしています。もうここでOKとします。

戦場の塹壕から顔をだけをだして敵陣を望むかのように撮った一枚

北広山山頂?

北広山山頂?

写真だとなかなか風のすさまじさは伝わりませんが、自然の中はまさに戦いでした。

前回の青山登山で降雪と風で体を冷やしてしまったので、今回はカイロを登山前から常備していましたが、それもこの風の中にいるのはあまり好ましくありません。早々に退散です。登りに2時間かけた旧登山道の分岐からの山道をすたこらさっさと40分ほどで下山して、仁井別川と今回のルート沿いの前半部を流れていた無名沢との合流点をパシャパシャと写真に収めました

仁井別川と無名沢の合流点

仁井別川と無名沢の合流点

ここからさらに一時間ほどかけて駐車地点まで歩き無事下山となりました。

GPSログ

今回の山行のGPSログ

iphoneのバッテリー買わないと、、、頂上で丁度バッテリーきれました。。。。

とりあえず 札幌50峰 12/50 (北広山 488m) GETです。

 

撮影場所 北広島市仁別
アプローチ難度 ★★★☆☆
景観 ★★★☆☆
撮影機材 nikon d3000 / SIGMA DP2 / iPhone5c

豊平川と東野々沢川の合流点

豊平川と東野々沢川の合流点

湿った大粒の雪が降る中の合流点を撮影しました。

2月上旬なのに雨の降る予報もあるような珍しい1日です。冬はスキー、夏は熊で有名なフッズスノーエリアあたりに源流を持ち、藤野の住宅街を流れ豊平川に合流をします。この野々沢の名称なのですが、どうやら藤野地区はその昔、西側の藤の沢がながれる藤の沢地区と東側の野の沢が流れる野の沢地区の二つの地区にわかれたようで、この東野々沢川は野の沢地区の東端、簾舞との境界を流れていた沢だったのでしょう。

ところで、この写真の奥のほうにかすかに山陰が、、、、。

そして、私のiPhoneにはなんとGeoGrapichaというGPSアプリが、、、。

と、いうわけで登ってきました! 白川市民の森に横たわる青山(530m)へ!

スタート

白川市民の森入り口から藤野地区を眺める

白川市民の森の駐車場へ車を止めていざ出発です!広く除雪していてくれていたので、結構な車の数がとめられそうでした。

白川市民の森はその名の通り札幌市が整備をしてくれている自然歩道なので、各分岐には標識があるようなので、初心者でも安心登山がたのしめそうです。そして、GPSの使い勝手も試せそう(^^

 

今回は 26-6-7-8-21-20-19 の案内版を目指すこととします。一番の最短距離なのでしょう。道中ほとんどトレースがありました。トレースありがとうございます。

案内版26

案内版26

五分くらいで案内版26に到着です。最近あまり雪がふっていなかったようなので、スノーシューは袋にいれてかつぎつぼ足でスタートをしました。

ここから案内版6までのルートは実は急登になっていました。丁度つぼ足なので、ざっくざっくと雪に足をさすような感じでのぼっていきます。最初っから急なのぼりでちょっとおどろきましたが、まぁきっとこの後は緩くなるだろうと期待しつつ10分ほどで、

案内板6

案内板6

案内板6へ到着。 この案内板ご覧のように等高線がついています。目指す案内板7までのルートをみてみると、のぼりはそれほどない様子。 予想通りです。

さくさくとあるきましょうと、、、おもったのですが、だんだんつぼ足では足のぬかり具合がひどくなってきました。道の途中で担いできたスノーシューを袋からとりだし、装着します!。そして袋はザックの中へ、、、ザックが満杯だよ、、、。今回の携行品はいつもと同じように、カメラ2台とペットボトル2本とチョコバーと財布とタオル。そこにスノーシュー袋を突っ込むと押し込むような感じになっていきました。 カメラ機材を考えるともう少し大きなザックがこれから必要になるかも、、、。

そんなこんなで緩やか林道を15分くらいあるいて

案内板7

案内板7

案内板7へ到着。

ほんのすこしだけ傾斜がつき始める林道を風の音を聞きながら10分ほどで、

案内板8

案内板8

案内板8に到着。

ここから、道は大きくジグザクとなって高度をあげるようです。それに伴いさっきよりも傾斜がきつくなっていきます。

案内板での距離はそれほどはないのですが、きつくなっていく傾斜にうんうんいいながら20分かけて、

案内板21

案内板21

案内板21へ到着。

案内板の等高線をみると、ここがこのルートの核心部かとおもい水分やカロリーを摂取して気合をいれてすすみます。

案内板21~20

案内板21~20の途中

最初は雪もちらちらとふってきていたのですが、このあたりから風つよく雪の勢いも激しくなってきました。山道をのぼっているので、体は冷えはしないのですが、首からさげているDP2がちょっと心配です。

そんなこんなで15分かけて

案内板20

案内板20

案内板20へ到着です。

ところが、

山頂への19へのルートをたどるようなトレースをみると、、

青山山頂へ

青山山頂へのトレース

げっ、、

いままで緩い林道を歩いてきて、きっとこんな感じで山頂までのお気楽ツアーかなとおもっていたところで、まさかの急登。。

林の中を尾根筋めざしかしがしのぼっていきます。

スノーシューでの急登、ちょっとした登りなら経験はしていましたが、そのときよりも距離もあります。。ところどころ、ズルズルとすべったり、林の木につかまったり、本で読んだキックステップをためしてみたり、スキーのようにハノ字でのぼったりと悪戦苦闘で尾根筋に、、、。

さえぎる者がすくなくなってくるので風も雪も強くなってきました。

そんなこんなで一つ目のこぶあたりまでいくと、、、先行者さんのトレースはそこで、ひきかえしていました。

細尾根をのぼっていくので、ここが頂上と思っていたしかたないようですが、まだ先にはここより高いところがあります。

iphoneのgeograpichaをたよりに山頂ではないことを確認し、ノートレースの稜線をあるきはじめます。

ノートレースの山頂尾根

ノートレースの山頂尾根

雪は結構しまっていて、トレースをたどっているときよりも足取りはかるくあるけました。

はじめてのノートレースハイク。ちょっとドキドキしつつ軽い吹雪の先に見えそうなピークをめざしていきます。

そしてやっと先の20番から30分ほどかけて

青山山頂

青山山頂

青山山頂へ到着です!

青山山頂2

青山山頂2

たどり着いたときは、

「やっとついたー!」と思わず声がでました。

そして、つぎにでたことば、「なんもみえねー」でした、、、

カメラのタイムスタンプをみてきづいたのですが、最後の分岐からここまで30分かかっていたのですが、そんなに時間がたっている感じはしませんでした。きっと道中いろいろと逡巡をしたり、雪庇ぽくかぶったこぶを巻く道を考えたりしながらあるいてきたので、林道15分歩きと同じ位の時間感覚でした。

山登りのたのしみって、こんなところにも見出せるものなのですね。

山頂で、お尻をついて大休止。水分補給&カロリー補給と下げっぱなしのDP2をザックにしまい、下山することにしました。

山頂からの下山ルートはいままで通ったところをそのままかえるのですが、急なところでは最初のうちはすべったり転んだり、、でもだんだん感覚がつかめてきて、林道ルートにはいってくるころには、ちょっとしたショートカットをしてみたり尻すべりをしてみたり、たのしみながら40分くらいでおりてきました。

下山

下山

今回のルートのSSついでに。

青山

青山登山

まっすぐになっているのはきっとGPSがとんじゃっているのかな、、。

今回の課題はザックの容量確保と、スノーシューでの急登の登坂方法です。

研究しなければ、、、。

撮影場所 札幌市南区藤野1条9丁目6−12
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 SIGMA DP2

新川とアカシア川の合流点

新川とアカシア川の合流点

今回から2エントリーは昨年2014年2月2日手稲の前田森林公園散策で撮影した合流点の紹介となります。

まずは、と前田森林公園内を流れるの合流点です。

アカシア川は、アカシア排水とも呼ばれており人口的に開削された排水路になります。

この写真でもわかるように、石狩湾からほどちかいこの地域、水はけの悪い湿地帯だったのでしょう。そこに畑作などの農業を営むためにはしっかりと排水のできる用水路は必然でしょう。

この日は前田森林公園から手稲山をとりたかったために、この場所まで足をのばしていました。前田森林公園内では歩くスキーで散歩をしているかたがたやクロカンの練習をしているクロカンスキーヤーの方々でにぎわっていました。そんな公園内をまたもや長靴つぼ足で、、、散策路は普通にあるけたのですが、展望の利く森林公園内の施設にいたるまでは膝下が埋まるような新雪帯となっていました。

そんな思いをしながらとったのが、

重い空

この写真です。
今回も前回のモエレ沼の写真同様HDR処理をしています。

撮影場所 北海道札幌市手稲区前田10-5
アプローチ難度 ★☆☆☆☆
景観 ★☆☆☆☆
撮影機材 SIGMA DP2